タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

熱中症で死亡、、大人は熱中症を甘く見ていないか?

皆様こんにちは

いっしゃんでございます。

 

連休前から色々とリーマン稼業と家族イベントで忙しく

ブログ更新が5日間も出来ていなくて反省中です、、

 

また今日から日々更新していきたいと思います。

 

さて今日は熱中症における

「判断」「処置」「予防」について書きたいと

思います。

 

つい先日小学一年生の男児熱中症により亡くなると

いう痛ましい事故がおきました。

 

当時の状況

9:00に気温が30度を超え

11:00に33・4度、

12:00には34・8度を観測

 

校外学習の一環で約1キロ離れた和合公園へ歩いて出発。

 

虫捕りや遊具を使った遊びをした後、

11:30頃、学校へ戻った。

11:50頃、担任の女性教諭が男子児童の唇の色の

異変に気づき、児童は間もなく意識を失ったという。

 

学校の環境

教室にエアコンはない

扇風機が設置されており、戻った際も動かしていた。

 

学校側の対応

児童たちには水筒持参で、こまめに飲むよう指示。

児童に持病はない。

出発前の健康確認では異常を訴えていなかった。

 

公園に向かっている途中から「疲れた」と話し、

ほかの児童からも遅れ気味になっていて、

教諭が手を引いて歩いて学校に戻った。

 

学校側の見解

校外学習は虫捕りを目的に毎年夏に実施していた。

出発前に学校が測定した校内の敷地の気温は32度。

最高気温35度以上が予想される高温注意情報

気象庁から出されていたことも学校は把握していた。

記者会見で校長は

「これまで校外学習では大きな問題は起きておらず、

気温は高かったが中止するという判断はできなかった。

結果として判断が甘かったと痛感している」と釈明。

 

また今回の校外学習では、ほかにも3人の女子児童が

体調不良を訴え、1人は保護者と一緒に早退した。

 

まずここで判断基準となるのが、

学校側が気象庁から出された「高温注意情報」という

ニュースで見ているか、もしくは聞いたことの

ある言葉です。

 

 

この高温注意情報というのは何か?

 

全国の都道府県で

対象期間: 毎年4月第四水曜日から10月第四水曜日

算出方法: 翌日又は当日の最高気温が概ね35℃以上

部の地域では35℃以外を用いることもあります。)

になることが予想される場合に「高温注意情報」を

発表し、熱中症への注意を呼びかけます。

 

また、

前日17:00過ぎに地方単位の情報

当日5:00過ぎから17時頃まで府県単位の情報を発表します。主な地点の気温予測グラフ(気象庁HP)にもあわせて掲載されています。

 

 

【判断】

今回は学校側がこの「高温注意情報」を把握していたにも関わらず例年大きな問題が起きなかったため、行事を遂行したところに、本来なら子供たちを守る立場のある

学校側のリスクヘッジがなされていなかった点は大きい。

 

【対処】

この亡くなった児童以外にも数名の体調不良者が

いるにも関わらず、亡くなった児童においても手を引いて

1kmの道のりを帰っていったことにも、対処の仕方に

問題があるように思います。

本来であれば、数名体調不良者がいる時点で、亡くなった児童含め、日陰で待機させて学校側から車を出して迎えにきて、対処しておけば、また状況は変わったと思います。

 

また、学校職員も熱中症に関する

「判断」「対処」「予防」

実践レベルでのガイドラインの作成

共通認識の確認

地球環境に合わせた知識のアップデート(毎年)

などの経験値よりも基礎的レベルを上げることが

重要ではないかと思います。

 

その他、

地球温暖化がどれくらいの推移で進んでいるか

なぜ全国的な小中学校におけるエアコンの普及率が

低いのか、など、熱中症の背景には様々な問題があります

 

僕らが今立っている地球や、置かれている環境の

課題や問題点に対して、一人一人が

どう「判断」「対処」「予防」を行っていくことが

この哀しい事故を減らす、大人たちの役割の一つでは

ないかと思います。