タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

【実録 極・貧乏家族】 第6話 ヤクザが家に泊まった?!

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前回の結論

結果的に父は同僚にお金を借り
タバコも米も買った


毎日毎日がそんな生活の繰り返し

しかし子供達だけの生活は楽しく
天気がいい日は、建設会社の裏と
あぜ道でよく遊んだ。

保育園に通う弟は
部活も辞めた自分が迎えにいっていた為
夕方には帰宅していた。

そういう生活が数ヶ月続いたころ、
また嫌なヤツラが表れた。


ここで少し前の話に戻る

以前、父の会社が倒産した時に、
父が親しくしていたヤクザと関係のある
オヤジだ。

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倒産してから、最初に夜逃げした
住まいも、そのヤクザオヤジが
用意したものであったことを後で知る。
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この哀しい出来事があったときにも
たまに見かけていたこのヤクザオヤジ


なぜか会うと小遣いをくれた。


いつも500円を渡し
お母さんと話があるから
なんか好きなモノ買ってきなさいと
くれていた。


父の倒産にからんで
夜逃げ先で夜な夜な別な仕事をしていたのも
このヤクザオヤジの仕事だったらしい。


そんなヤクザオヤジの仕事だ
ロクな仕事ではないだとろうと
思っていたが、子供のころは
そんなこと聞くわけもなく
ただ言われるがまま兄弟の面倒をみた。


あとで聞いた話だが、
その仕事は磁気入り布団などを売る
いわゆるマルイ商法だった。


結果、父はまんまとまた騙され
またしても借金を背負うことになる。

まさにこのヤクザオヤジの
いいカモになったわけだ。


あるとき、ヤクザの取り立てで
家にきたとき、お金を用意するまで
帰らないと言われ、
父は仕事や生活で使う車も
奪われていたため
もう金を工面する術はなく
母の実家を頼るしかなかった。

しかし車はないため、自転車しかない
住んでいた場所からは
かなり遠かったため、おそらく
自転車で片道3時間はかかる距離

しかしヤクザは家の中で、
金を用意するまでは、帰らないという
結局、父は片道3時間かけて母の実家へ
向かった。
結果父が返ってきたのは
翌日早朝、なんとヤクザは一晩居間で
泊まっていった。


そのときのヤクザは
少し優しいヤクザだったのを覚えている


夜、ちゃんぽんを食べに連れていって
くれたのだ。


片道自転車3時間かけて
行った父はどうだったかというと



門前払いの塩をまかれて
帰されたらしい




父は母方の実家からは
かなりの嫌われ者で
倒産する前も何度かお金の相談に
いってたので当然だ。



結果、どうやってヤクザオヤジを
納得させたかはわからないが、
肉体労働で稼ぐしか道はなくなり
家賃滞納で家を追い出されてから
次の「物置部屋」も
ヤクザオヤジが準備したもので
おそらく、そのヤクザオヤジと
建設会社は知り合いで
父は借金をかたに完全に奴隷化させていた



あとで母には聞いたが
ほとんどの生活費は、
知人からの借金
母方の実家の借金
で補いながら、
母がパート働いたお金と足して
なんとか食い繫いでいたという。


その間、父はほとんど生活費は
家庭には入れなかった


おそらく入れるお金もなかった
のだと思う。


これも後から聞いた話だが


うちに泊まっていった
借金取り立てのヤクザの人



その翌日、車の中で排気ガスによる
自殺をして亡くなったらしい


つづく.....


次回は
【実録 極・貧乏家族】第6話
プレハブと小屋生活の子供たち
壮絶なイジメ 顔面骨折の重傷
をお届けします。



【その時の自分へ言葉をかけるとしたら】

〇借金は借金しか生まない
〇一度狂った人生は正常に戻すのは難しい
〇運がいいよヤクザオヤジ 今なら逮捕だね



子供の頃に
お金について教えてくれる大人が
いればまた違っていたかも知れない
今読んでもバイブルになる
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