タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

【実録 極・貧乏家族】第38話 突然、農家へホームステイ  青春時代のツケ

テレビ出演により、バンドの知名度も上がり
予定されているライブチケットも完売し
オリジナル曲も着々と仕上がっていて
何事も順調に見えた、
貧乏家族長男に1つ大きな学校行事が控えていた


それは
貧乏家族長男が通うとんでもない公立高校の
課外授業の一環である
農家に泊まって農業体験をする
農家ホームステイ

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今で言う田舎に泊まろうの
リアル課外授業版だった

テレビ出演や作曲活動で
多忙を極めていた僕はすっかりこのことを
忘れていた。


実習は僕らが住む田舎町からは
車で1時間半ほどのところにある
ネギ農家だった。


ホームステイに協力してくれる
各家庭にランダムに学生が配置され
1週間の農家に泊まり、
リアルに農業体験を行うというもので
1家庭に2人の学生が割り当てられた


当時付き合っていた彼女とも
青春時代真っ只中だったため、
1週間という時間は永遠のようにも感じた


農家と言えば朝が早いという
印象だったが、やはり早かった

毎朝5時起床だった


しかし幸いにも僕は、新聞配達を
3年間続けた経験から
早起きするのに苦しむこともなく
対応することができた


当時は携帯電話もなく、
連絡するには公衆電話に行くしかなかったが
農家の集まる田舎町には街灯も少なく
公衆電話などなかったため、
夜は消灯までの少しの時間を
近くにホームステイしている友達と
会って話したりして過ごしていた。


やはり他人の家で1週間は長いものだった


唯一の楽しみは当時付き合っていた彼女が
1日ずつ書いてくれていた手紙を読むことだった
超アナログ時代にあれは助かった


実習中も体験したことをノートにまとめて
後日報告しなければいけなかったので
その辺りは実習以外やることもなかったので
真面目に取り組んだ。


そんな時、噂が聞こえてきた


実習中、ホームステイ先から誰か逃げたらしいと

そんな人いるんだ、と思っていたら
なんと僕らのバンドのボーカルだった

これには驚くというより笑った


当時ボーカルも青春時代真っ只中で
よほど辛かったのだろう


しかしその後、身柄を確保され
無事実習を終えて帰宅した。

長い時間だったが、農家の人たちには
本当にお世話になった。

それはそれでいい体験でもあった。


実習から帰ってきて普段の生活に戻って頃
バンドも青春時代も順風にいっていたとき
よく学校をサボるようになっていった。


段々と学校へ行くより
青春時代を謳歌するようになり、
学校へは行かず、彼女と遊んだり
カラオケに行ったり、
夜はバンド練習に行ったりと
ボーカルと二人でよくサボった


そうなるとご想像通り、
高校生活をクリアするには欠かせない
単位が足りなくなる


そのことが現実的に起き始めていることに
当の本人たちは知る由もなかった



つづく....


次回の
【実録 極・貧乏家族】第39話
初のオリジナル曲ライブ
その幕が開いた
を、お送りします


【この時の自分へ言葉をかけるとしたら】

〇この実習は忘れられない体験にはなった

〇青春時代は青いね



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