タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

【実録 極・貧乏家族】第40話 授業中に忍び寄る足音 貧乏家族長男の人生の選択

オリジナル曲によるライブを
大成功の中、終わらせた貧乏家族長男は
一つやりきった感があった


とんでもない公立高校生活も
残り三分の二になった。


バンド活動も青春時代も
かなり謳歌していた僕は
完全に学業を疎かにしていた


学校へ行く前に
当時付き合っていた彼女と会えば
そのまま学校へは行かず
遊んだり、そのまま家に帰ったり
バンドのボーカルも同じような
行動をとっていた

学校へ行くこと自体が
僕らにとっては苦痛でしょうがなく
なっていった。


ある日、学校へ行ったときのことだ

科学の授業のとき
その先生は面白く唯一好きな先生だった


いつものように冗談をいいながら
面白く科学を教えてくれる授業だったので
楽しみにしていた。

授業も中盤に差し掛かった頃
ある実験をしていたら
廊下の向こうから誰かが来る足音が聞こえた

授業時間に誰か来るということは
まずなかったため、ドアの方へ目を向けた


ノックがされ
科学の先生が見に行くと
僕の名前が呼ばれ
廊下に行くように言われた


授業中に何事かと思い
一瞬また母親がアル中になったかと
頭をよぎったかが
そこに立っていたのは
数学の先生だった。


数学の授業は特に興味がなく
面白くもない先生だったので
特に授業には出ていなかったように思う


そんな数学の先生が何のようかと
思った次の瞬間

その先生から衝撃的言葉が・・

「お前、もう単位が足りないぞ」

一瞬耳を疑ったが
事態はすぐに飲み込めた


つまり単位が足りないないということは
留年するということだ

3年生にしたまさかの落とし穴

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その瞬間、嫌な気持ちになったのは
事実だが、もう一方で諦めも早かった


その数学の先生は
その言葉だけ言い放つと
ほらみろと言わんばかりの
度や顔ですぐさま去っていった。


少しむかつきはしたが
僕もその顔をみて吹っ切れた

教室に戻り、科学の先生に
留年が確定したので
学校は辞めます、と一言だけ伝え
授業中だったが、教室を後にした


学校の荷物を全部かばんに詰め
家路を帰る途中は
いろんなことを考えた


辞めてよかったのか
なんのために3年近く行ったのか
もっと計画的にしておけばよかったのか
このままいても自分は幸せだっただろうか

しかし、貧乏家族長屋の3畳の部屋に
着いたときには、心は落ち着いていた


学歴がなくなったこと
働くこと
バンドで成功したいこと

自分自身を客観視したときに
やれない気はしなかった

貧乏家族長男にとって
大きな人生の選択だった


こうして、貧乏家族長男の
とんでもない公立高校生活は
幕を閉じた。


そのあとすぐに
同じことが、バンドボーカルにも
おきていた


同じ運命を歩み始めた二人

夢は次の舞台へ続く



つづく.....


次回の
【実録 極・貧乏家族】第41話
失踪中の父現る!
貧乏家族長男働く!
を、お送りします。


【この時の自分へ言葉をかけるとしたら】

〇高校生活に悔いはない

〇バンドメンバーは人生の財産だった



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