タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

【実録 続・貧乏家族】第7話 まさかの引っ越し 揺れる鼻輪くん

久しぶりのスタジオ入りに
興奮冷めやらぬ貧乏家族長男は
次なる目標を見つけようと
日々、仕事にバンドに時間を費やしていた


ボーカルと僕は昔からの知り合いで
あうんの呼吸で会わなくても
考え方などもあまりズレることは
なかったが、鼻輪くんとは違っていた


若さと、熱量があまりにも違っていたのだ。

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彼は大阪から、今、職場にいる
有名なアマチュアバンドに憧れを抱き
やってきたわけだが、
僕らと出会い、同じ道を歩もうとしていたが
バンド以外にも貪欲な人物だった。


それゆえに、考え方が少し違うということは
思っていた。
例えば、お金の価値観や
バンドへの価値観
勧めていくスピード
とにかく何かにある種の焦りみたいなものを
彼には感じていた。


ある時、ゆっくり話す機会が出来たというか
鼻輪くんからの申し入れで
話す機会を作ったのだが
しばらくバンド活動はやめたいという
相談だった。
正直あまり驚きもしなかった。


それはその時の彼の状況を踏まえれば
納得する方向性だった。


そのことをボーカルにも伝え
その後の鼻輪くんはとにかく
仕事に没頭していった。

彼のロックなアパートの話は
前回したが、彼のアパートには
エアコンがなかった。

確かに安価なアパートな為
そんな気が利いたものは備え付けて
あるはずもなく、しかし彼の偉いところは
エアコンをキャッシュで
それも短期間で購入したいという目標を
掲げたときから、行動へ移すまでが
恐ろしく早く、徹底していたからだ。


その後も、着々と目標を掲げていった
鼻輪くんは、自動車の免許を取り
車を購入したり、次々と
自分が欲しいと思うものを手に入れていった。


その勢いは留まることを知らず
現代の働き方改革などには
到底当てはまらないであろう
昼夜問わず働いてお金を稼いで
欲しいものを手に入れていくことに
フォーカスし生きていた。


そんな時、都会での最初の引っ越しを
した貧乏家族長男にも、また新たな
動きが出始めていた。


今住んでいるところの契約更新が
近づいた頃、また二人の間に
溝が出来始めていたのだ。


また以前引っ越しを決めたときと
似たような状況がそこにはあった。


中々他人同士が住むのは難しいものだなと
つくづく思った。


これからはご想像通り、
またしても気分転換と言う名の
引っ越しを迫られることとなった。


しかし、この引っ越しを
決めたことを境に
貧乏家族長男と鼻輪くんにとって
大きな出来事の始まりだとは
二人ともまだ知らないのであった


つづく......


次回の
【実録 続・貧乏家族】第8話
鼻輪くんとの別れ
を、お送りします。




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