タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

【実録 続・貧乏家族】第14話 まさに超人 驚くべき社長の姿

社会の壁に翻弄される
貧乏家族長男は、自我を守るために
必死に日々を生きていた。



そんな中でも大きな支えになったのは
会社の社長だった。

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まだ小さい会社だったので
社長含め、みんな同じ事務所で
仕事をしていた。
誰かが話していると、すぐに内容も
聞き取れてしまうくらい、小さな部屋に
6~7人が仕事をしていた。


僕の仕事は15時くらいから夜までが
主に集約されていたので
朝や昼間は現場に行かないとき以外は
事務所にいることの方が多かった。


その時間は自由人の僕からすると
窮屈で仕方ない時間だったが
社長の言動を見るのは興味があった。


社長は、いつも髪形はオールバックで
スーツをパリッと着こなしダンディな
タイプの人だった。
声も低く、一見怖そうにも見えるが
包容力のあるいい社長だった。


仕事の話から、会社の資金繰り
来客のときなど、よく聞き耳立てて聞いていた


時には従業員の言動に腹を立て、
鉛筆を投げたり、アルミ製のゴミ箱を蹴ったり
激しい一面もあったが、
勉強になることの方が多かった。


それと、体は小柄だが
とにかく声が大きいのだ


こちらが誰かと話していても
かき消されるくらい
凄まじい音量で話す人だった

そんな社長は、夜もよく飲みに行っていた。
お酒と女が好きだったのは噂で知っていたが
毎日飲み屋へ出掛けていた。


それだけではないのだ


飲みに行って朝近くまで飲んだにも関わらず
毎朝5時から会社にまた来ているのだ。



こんな人がいるということに
本当に驚いた


まさに超人だ。


僕は、なんとなくだが、
この社長と同じ時間に会社へ行きたくなった


早く来る理由よりも
なんとなく新聞配達を思い出して
僕だって早起きは得意なんだぞと
何気ない競争心から芽生えた感情だ。


新聞配達をやっていた自負があり、
早起きの継続には自信があったが
ニート時代も経験し、失恋も経験し
酒に入りびたりながら、生活のリズムが
取れていなかった僕は
毎日その時間に行くことは出来なかった。



しかし、朝早く行きだすようになってから
今まで会わなかった人たちと会うようになった。


それがまた人間不信にさせるような体験に
なろうとは思いもしなかったが、
朝、「おはようございます」と挨拶をしても
何も返ってこないのだ。


嫌われているのか
何なのかわからなかったが
その後もエスカレートしていくことを
予感させる出来事だった。


この会社にはまだまだ大きな壁だありそうだ
そう思いながらも社長を拠り所に
今はやるしかないと思った
貧乏家族長男だった



つづく......


次回の
【実録 続・貧乏家族】第15話
夜の世界デビュー
貧乏家族長男、金魚のフンになる
を、お送りします。


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