タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

【実録 続・貧乏家族】第27話 父の長屋アパートに行列? 驚きの人たちとは

不景気の波を受け
貧乏家族父と母の壮絶なる
100万円争いも、父に軍配が上がり
母は残されたお金に少しの希望を抱きながら
またいつもの生活に戻っていた。


相変わらず父の仕事はうまくいかず
毎月毎月赤字が出る状況に
貧乏家族は翻弄され続けていた。


そんな中でまた新たな事件が勃発していた。

資金繰りに翻弄していた
貧乏家族父は、母から勝ち取った
100万もすぐに運転資金に消え
子供にはもちろん、母に無理を言って
お金を工面させたりしていたが
それでもどうしようもなかった父は
ついに手を出してはいけないような
ところに手を出してしまったのだ。


当時、父は、母と弟が暮らす
田舎暮らしのアパートからは
車で30分ほどの、長屋の古いアパートが並ぶ
いかにも昭和的な風景が漂う場所に住んでいた。


そのアパートの敷地には数件の同じような
長屋アパートが立ち並び
車も離合するには狭いような敷地だったが
ある日、その父の住む長屋アパートに
数台の車の列が出来ていたのだ


近所からは予想通りクレームが入り
その日、父より早くアパートにいた母は
対応に追われていた。


その行列の正体とは
なんと、日掛けの金貸し屋さんたちだ。


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資金繰りに困ってい父は
昔ヤクザオヤジとの一件があったにも関わらず
またもや怪しい世界に足を踏み入れていたのだ。


父は会社が倒産して夜逃げをして以来
まともなところからはお金が借りることが出来ず
知人や身内、あとは建設現場での日銭を稼ぐことでしか
現金を手に入れることは出来なかった。

バブルの波に乗って、はぶりがよくなった父の
貯金もすぐに底をつき
その後も景気の良かった幻想から逃れることが
出来なかった父は、2度目の敗者復活をかけて
必死にもがいているようにも見えたが
家族としてはたまったものじゃなかった。


日掛けとは、借りたお金の1割を最低毎日返済する
もので、金額が大きければ大きいほど、
毎日の返済も大きくなるのは目に見えてわかっていたが
その時の父にはどうしようもなかったのだろうと思う。


しかし、返すお金もなかった母が
払っていなかったため、取り立て屋の渋滞を招いて
しまったようだ。

返ってきた父は、その状況に取り立て屋に
激怒するわけではなく、母にその矛先をむけた。

なんとガラス製の灰皿を母めがけて
投げつけたのだ

母は負傷し
事態は父が取り立て屋に交渉し事なきを得たが
最初からそうすればよかったのに
父には感情をコントロールする余裕も
なかったのはわからなくもないが
本当に悲しい出来事だった


これは貧乏家族内で
今でも母が口にする灰皿事件だ。


つづく......

次回の
【実録 続・貧乏家族】第28話
借金まみれの貧乏家族
それでも正月はやってくる
を、お送りします。


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