タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

【実録 続・貧乏家族】第30話 突然の免停 会社の反応と貧乏家族長男の決意

会社の先輩との飲み会後
お金を全部使ってしまった
貧乏家族長男は、社会人として
やってはいけないことをやってしまい
借金問題以外にも負のスパイラルが
始まろうとしていた。



酒気帯び運転をしてしまい
警察に捕まってしまった僕は
その日と夜をどうやって過ごしたのかは
わからなかったが
また、いつも通りの朝がやってきて
仕事がスタートした。


捕まった事実は、その時
迎えにきてくれたボーカルと
その彼女以外はまだ誰も知らない


当時の仕事は、車の運転は必須で
免許がなければ、かなり会社にも迷惑を
かけることになるし、業務にも
多大な支障をきたすほど
車の運転はウエイトを占めていた。


その当日、普通通り朝早く会社に行き
いつも通り朝の業務を終えた


その間もどこか気持ちは落ち着かず
どうしたらいいのか正直、不安と
申し訳なさの感情に
押しつぶされそうになっていた。


そんな僕に起きた出来事など
知る由もない社長を含め事務所の
みんなは普通通りなのは当たり前だが
その当たり前が余計に僕を不安にさせた


結局その日は誰にも言えなかった。


まず言えなかった理由は
まだどれだけの免停期間で
罰金なのかも通知が来ていなかったので
どこか泡行く場軽い処分ではないのかと
期待もしていたのかもしれなかった。


自分の中では通知が来てから
会社には報告しようと思った。


そんな時、ついにハガキが届いた。

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捕まって1週間も経っていなかったと思うが
恐る恐る開けてみると
やはり甘いものではなかった


90日の免停と
罰金は5万円

更に家庭裁判所に出頭しなければ
いけないという内容だった

これには正直愕然とした


どこかでわかってはいたが
現実を突きつけられれると
人間は脆いものだ


一気に気分が悪くなってきた


通知が来た翌日いつも通り会社行き
今日こそは報告しないといけないと
思い、社長に報告するタイミングを
自分なりに伺っていた

その前に同僚には少し話をしたが
話したことで、「それやばくない?」と
言われ余計に不安が増していった

しかしいつまでもこうしている
訳にもいかず、ついにそのタイミングが来た


社長に
「ちょっとお話が・・・」
神妙な顔つきの僕のことを察してか
明るい顔で
「どうしたの?」と少し笑顔で
社長は聴いてきた
「実は先日飲酒運転で捕まりまして
違反者講習を2日受けても60日は
免除になるんですが
その後30日は免停処分となりました
すいません・・・」
と、説明すると、
社長は、「やってしまったことは仕方ない」
と、言うだけで、特におとがめはなかった

そのあったかい対応に心を打たれた僕は
車がなくても自転車ですべてを
出来るだけ対応する決意を固めた


自宅からも片道10km
時には20kmほどのところに
集金に行くことも自転車で行った

これはまさに迷惑をかけた僕の
ささやかな意地でもあった


つづく.....

次回の
【実録 続・貧乏家族】第31話
人気急降下の貧乏家族長男
僕がとった一石二鳥の行動とは
を、お送りします。

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