タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

【実録 続・貧乏家族】第38話 鼻輪くんとの再会 新しいビジネス?

都会が見渡せる新居で
新しい生活をスタートさせた
貧乏家族長男の元に
一本と電話が入った。


なんとあの鼻輪くんからだった。



鼻輪くんは僕の実の妹と結婚し
関西の方で当時働いていた
うちの会社の紹介である企業に
契約社員の形で入社したが
その後、頑張りが認められ正社員として
登用され、頑張っていた。



当時その鼻輪くんの就職先である
企業と、うちの会社は取引関係があり
そのまま仕事も継続して受注している
そんな状況だった。



立場的には、鼻輪くんが取引先になるので
お客様になったわけだった


かなり面白い構図になったと思った


あの鼻輪をつけて、耳には無数のピアス
髪の毛は金髪のロンゲからモヒカンだった
鼻輪くんが、今やスーツをきて
鼻輪もピアスしていなくて
髪の毛は短髪黒髪という
想像も付かない豹変ぶりを見せた上で
これまたうちの会社のお客様になるなんて
あの時誰が想像できただろうか


まさにアンビリーバボな光景だった


そんな鼻輪も付けていない鼻輪くんだが
鼻輪くんの方がイメージが伝わりやすいので
そのまま貧乏家族の中では
鼻輪くんにしておくことにして
今回出張でこちらにくるので
せっかくだから飲みながら、更に
新居でもある我が家に泊まることになったのだ

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その夜は近くの居酒屋に行き
あまりお酒の強くない鼻輪くんも
昔話に花を咲かせ、楽しい時間を過ごした


終わった後、僕は新居に案内した

鼻輪くんも実は以前住んでいた3LDKの部屋には
この前の日帰り出張の時に
きたことがあったが
都会の見渡せる部屋は初めてだった


僕は案内したいところがあった


それは僕のこの部屋のもう一つの
お気に入りの場所でもある
住んでいる部屋の上
つまり屋上だ。



これは引っ越して来て
すぐの頃に、非常階段を見つけ
そこをのぼったときの夜景がすごくて
誰かに見せたいと思っていたので
鼻輪くんをそこに案内した。


都会とはいえ、その日は星が綺麗に見えた


その屋根上に二人座り込んで
今、感じていることや
これからの夢や希望について話をした



この10年も経たない間に
色んなことがあった

もちろんこれからも
色んなことがあるだろう


しかし、取り巻く環境や
やっている、思っていることは
変わっていっても
変わらないものはちゃんとそこには
あることを感じた。

そんな瞬間だった。

そんな頃、軍師Sもまた
事務所の一角の部屋を借りて
占い&カウンセリングを
有料で、夜間のみ始めた

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それが僕と軍師Sとの
新しいビジネス?のスタートとなった。


つづく......


次回の
【実録 続・貧乏家族】第39話
暗闇に光る怪しい光
新たなアート創作に目覚めた貧乏家族長男
を、お送りします。