タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

【実録 続・貧乏家族】第39話 暗闇に光る怪しい光 新たなアート創作に目覚めた貧乏家族長男

軍師Sとの新たな試みとして
会社の一角を社長にお願いして
夜間のみ間借りすることで
占い&カウンセリングを
スタートさせた。
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職業_男性向け

まずは、人通りも多い
立地を活かして、
看板を作成することにした。


スタッフの中に看板屋さんに
知り合いがいる人がいたので
大体のデザインを伝え
製作を依頼した。


1回の鑑定料を当時では破格の
2000円に設定し開始した



これは相場からしたら
少々安いように感じたが
軍師Sに取っては、始めるなら
この金額というのがずっと考えの中に
あったみたいだ。



看板が出来上がり、
軍師Sもかなり気に入っていた
ボードにプリントした高さ1m程の立て看板は
事務所の内側に立て掛け
中でライトアップするようにした。



夜間暗い通りの中で
ぼんやりと怪しく光るライトに照らされる
占い&カウンセリングの立て看板は
幻想的でもあるが
怪しいともいえる、そんな光景だった




しかし、世の中全般
占いと言えばこんな雰囲気かなと
勝手な思い込みで雰囲気作りを
行ったが、ビジネス街に突如と
現れた怪しい占い&カウンセリングに
入ってくる勇気のある人などおらず
しばらくお客さんというお客さんが
入ってくることはなく
いるのは僕だけだった。


そんなとき、軍師Sはその時間を
利用してよく水彩画や切り絵を描いていた
元々芸術肌の軍師Sは、芸術全般
なんでも知識、経験共に豊富な人だった

僕も元々、画を書くことやアートには
興味があったため、
久しぶりに油絵を描きたくなった


軍師Sから今までにない刺激を受け
さっそく画材を購入し
夜な夜な創作活動をするようになった


来る日も来る日も
仕事が終わると軍師Sのもとを訪ね
夜中までキャンパスに画を書いたり
段ボールの裏に書いたり
全く基礎的な写実などしたこともなかった
僕は、ただただ書きたいモノを
イメージしたものを画にしていった。

月額たった 1,000円(税抜)で始められる本格的なお店のホームページ!

決して美しいとか素晴らしいとか
一般的に芸術を志している人から見ると
駄作に違いないと思ったが
僕にとってはアートの中で
自己表現が出来、とても心地いい時間と
仕上がりでもあった。


社内でも少し話題になり
貧乏家族長男の意外な才能に
意外性を感じていたように見えた


そんな濃厚な時間を過ごしていた
貧乏家族長男にとっては
夜寝るのも嫌になるくらい
エネルギーに満ち溢れていた


つづく.....


次回の
【実録 続・貧乏家族】第40話
軍師S VS 夜の蝶
楽しむことの大切さを知る
を、お送りします