タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

【実録 続・貧乏家族】第40話 軍師S VS 夜の蝶  楽しむことの大切さを知る

夜な夜なアート創作活動に没頭する
貧乏家族長男は
軍師Sのおかげで、今までにない
充実した日々を過ごしていた。


一方で、占い&カウンセリングの方はというと
お客さんは入ってくることはなかった。



せっかく始めたのだから
どうしたら入るだろうかと色々考えたが
こういう試みが初めての僕らには
成すすべもなかった



そんな時、助け船が出た


社長だ。


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社長はよく飲みに出ることが多かったため
その度に宣伝をしてくれていたのだ。


しかし、そこで課題が出た


夜の仕事をしていると
夜間に来ることが難しいという課題だ


来るとすれば日付は変わってしまう

そこで社長から、文章にて出来ないかと
提案があった。
その代わり鑑定料は少し安めにしてほしいとの
提案に僕らは乗った

まずは少しでも前に進めていくための
キッカケをくれた社長にも報いる為に
やることに決めた。


軍師Sが占いを文字に書き起こし
僕がパソコンで清書し渡すという
やり方をとった。


社長は次々と依頼を受けてきた

僕らは夜な夜な文章による占いを
1回1000円でこなしていった



相当の人数をこなしていったとき
変化は起きた

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初の来店鑑定の依頼がきたのだ

それは夜の仕事をしているお姉さまたちだった

文章による占いが身を結んだ瞬間だった


しかし、そこでもやはり心配していた事がおきた

鑑定の時間だ


夜の仕事をしているお姉さまたちは
終わるのが日付をまたいだ夜中の1時

そこから鑑定を行う場所までを考えると
早くても夜中1:30か2:00だった



当時軍師Sも生計をたてる為
昼間は働いていた為、
中々過酷な状況だったが
軍師Sは社長の恩にも報いる為にも
必死に頑張った。


それからだ、状況が少しずつ変わり始めたのだ

夜な夜な鑑定を行っていると
夜中の鑑定から
出勤前の20:00くらいから来る人や
通りがかりの人が入ってきたりと
徐々にお客さんが増えていった。


本当にうれしい瞬間だった


平日はそうやってお客さんも増えてきて

僕らは一緒に過ごす時間は減っていったが
休日の日はほぼ一緒に過ごしていた


軍師Sの案内で、行ったことのない場所
知らない知識など
バンド活動で夢を見ていた時以来の
楽しい日々を送ることが出来ていた


これは今でも人生の中で最も充実した
時間の1つでもあるし
その後の僕の人生を大きく変えた時間でもあった



つづく......


次回の
【実録 続・貧乏家族】第41話
奏でる方から感じる方へ
本物を知る
を、お送りします。