タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

【実録 続・貧乏家族】第56話 サラリーマン金太郎を目指す 貧乏家族長男の野心

無事熱射病を完治し
仕事復帰を果たした父は
前よりも一層用心をして
仕事に向かうようになった


この時が初めて父が
老いを感じた時かもしれない


元々体は丈夫で、風邪もひかない
病気1つしないというのが
父のいつもの口癖で
毎朝4時台には起きて、準備をし
現場には誰よりも早く到着し
段取りをするほど、ザ、仕事人間だった


そんな父も60半ば過ぎて
正直体力的には衰えは隠せなくなっていた



しかし、仕事は徐々に増えていき
休みを取れないような状況どころか
夜勤帯の工事も増えたり
年齢的にもハードワークになっていた


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将来的な不安もあった僕は
音楽の夢を諦め、サラリーマンとして
生きていたが、どこか惰性的な生き方に
なっていた。


当時、仕事上の立場としては
課長職を担当していたが、
事業規模も拡大し、新しい仲間が
次々と増えていった。


その中でも僕にも直属の部下が出来たり
実務というよりはどちらかというと
マネージメントする側に回ることが多くなり
名ばかり管理職から少しずつ実態の伴った
管理職へと中身も充実させていった。


その為、僕もマネージメントの勉強したり
人間学を学んだり、収支をもっと深く
追及したり、自分なりに努力を重ねていた


そんなある日、他部署との統合の話が
社内で持ち上がった。


元々担当していた部署と
もう一つ新しく始めた部署が
事業拡大をしていたため、
人も増え、組織的に固めていく必要が
あったため、統合する形を進めていた


そこで、なんと部長に昇進したのだ。


その部署の仕事は少しだけしか経験はなかったが
やっている社員との交流はあった


僕には1つ野心が芽生えていた


夜逃げに始まってから
今もお金に翻弄され続けている
貧乏家族を本気で変えたい

父が倒れたことも大きく影響した


夜逃げしたときの話になるが
夜逃げ直後に転校した小学校で
「将来の夢」について作文を書いたことがある


その内容は鮮明に覚えている


当時サッカー選手になりたい夢があった
僕はそのことを作文に書いたが
なんのためになりたいかという
具体的な話まで書いていた

それは、サッカー選手になって
お金を稼いで、家族を助けたい
そんな思いからだった。


結果的になれなかったが
僕がやりかったのは
サッカー選手でもバンドマンでもなく
それはあくまでお金を稼ぐ手段でしか
なかったことにその時気付いた。


僕の野心は確かなものになっていった


サラリーマン金太郎のような
愛される熱いサラリーマンになりたい
と、心底思うようになっていった


給料も少し上がり
決意新たに野望を胸に
貧乏家族長男のサラリーマン奮闘戦が始まった


つづく.......


次回の
【実録 続・貧乏家族】第60話
社内政治を初体験
やるかやられるか
を、お送りします。


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