タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

『実録 脱・貧乏家族』第9話 師走に訪れた難関 脱・貧乏家族邸最大の難関

脱・貧乏家族邸の船出は
困難を極めていたが
この数十年の長き不運の歴史からは
想像できないようなミラクルが
次々と起きていた。



これは単に僕の運が良くなったのではなく
妻と出会ってからと言った方が良いだろう

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まだ結婚もしていない僕らが
家を建てようとしていることは
まだ身内には知られていないことではあったが
脱・貧乏家族邸の全貌が明らかになってきた以上
オープンにしていく必要があったが
その前に以前の「実録 続・貧乏家族」で
話をした妻のお母さんへの壁もあり
まだ入籍を済ませていない状況で
脱・貧乏家族邸のプランは出来上がっていった


いつまでもこの状況を保てるわけでもないので
入籍へと向けて、怒涛の攻防戦が繰り広げられた



そんな中、その年の師走を迎えようとしていた


脱・貧乏家族邸のプランが決まり
その価格も決まったところで
次は最大の山場である
住宅ローンの問題へと差し掛かっていた


以前もお話しした通り
借金問題により
民事再生をやっていたので
正直、住宅ローンが通るかどうかも
心配ではあったが、その前に入籍もしないと
いけない状況で、僕は少し焦っていた


融資先の銀行は指定が出来た為
僕は自分の口座のある銀行に
融資の申し込みをしてみた


しかし・・・ダメだった

これはマズい


ここまできて暗礁に乗り上げては
今までの苦労が・・


嫌な予感はしつつも
まさかの転換にどうすることも出来ず
営業マンTに相談をして
お互いいくつかあたってみるようにした。


それから少しして
営業マンTから連絡があった


融資を受けてくれそうな銀行があるというのだ


それも営業マンTが取引のある銀行に
掛け合ってくれたみたいで
話を聞いてくれるという。


またしても営業マンTと
僕らのミラクルが期待されるが
実際の交渉は微妙なものだった


その銀行は地場の銀行ではなく
他県の銀行で、僕らには
あまりなじみのない銀行で
どうなるかわかならい状況だった

審査はやはり難航を極めた


僕と妻だけでは保証人の問題が
クリアできなかったのだ。


あとは父に頼むしか方法はなかった


その時、当時の社長は父がダメだったら
自分がなっていいよと言ってくれたことには
勇気づけられた。

その言葉に後押しされ、成人して
あまり頼ったことのなかった僕は
久しぶりに父にお願いをした


父も自分で大丈夫かはわからないが
快く承諾してくれた。


そのことを銀行に伝えると
担当者の人は一度父と会いたいと言ってくれた

父の年齢も年齢だったからだろう

仕事も自営業で保証がない中で
銀行としても人となりを
確認したかったのだと思う


そしてついに
ヤクザオヤジや闇金業者が押し寄せていた
貧乏家族実家のアパートへ
初の銀行員がやってきた


さぁどうなる


貧乏家族VS銀行員


To be continued・・・


次回の
『実録 脱・貧乏家族』第10話
脱・貧乏家族邸をめぐる攻防
契約にこぎつけるか、最終決戦
を、お送りします。


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