タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

『実録 脱・貧乏家族』第27話 田舎暮らしのすばらしさ

脱・貧乏家族邸への引っ越しを
無事済ませた僕らは
初めての朝を迎えた

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脱・貧乏家族邸を建築した土地は
見渡す限り、自然に囲まれた
田舎暮らしだ。


もともと田舎出身の僕には
この自然の中での暮らしは
不安もなかったが
妻は都会育ちだったため、
土地的には気に入っていたが
実際に生活をすることは初めてだった


まず驚いたのは、
夜になるとありえない程、真っ暗になるということ。

まず街灯が少ない
特に脱・貧乏家族がある場所は
裏がすぐ山なので、夜になると余計に暗さが増す。

おまけに脱・貧乏家族邸は
建物自体が黒っぽい建物だったため
夜になると自然に溶け込み過ぎて
少し遠くからはその存在を確認できないほどだった


身ごもっている妻からすると
色んな意味で、不安に感じる環境でもあった


それともう一つ、家の前のメダカのおじさんから
聞いた話だが、夜になると
よくイノシシが出没するという話も
不安要素の一つになっていたことは間違いなかった


しかし、朝は違った


脱・貧乏家族邸に引っ越して
初めての朝

それはそれは清々しいものだった

小鳥のさえずりが聞こえ
朝日が当たり
たまらないほど居心地がいい
環境だった。


その時、まだ朝5時台

チャイムがなった


こんな時間になんだと思いながら
モニターを見てみると
前の家のメダカのおじさんだ


出て行ってみると
どうやら自分のうちの畑で採れたての野菜を
うちにおっそわけしてくれたのだ


なんという田舎らしい光景だ

まさに僕が目指していた環境だった


それからメダカのおじさんの
朝チャイムはしばらく続いた


しかし、この家に住んでからというもの
朝早く起きるのが楽しみでもあったので
まるでメダカのおじさんが
ニワトリ代わりみたいな役割になった


それから時には別な人か
玄関に大根や玉ねぎなど
野菜が置かれていることがあった


田舎がすべてそうではないだろうが
僕らの暮らす田舎はすばらしいところだ


To be continued・・・


次回の
『実録 脱・貧乏家族』第28話
病気からの完全復帰
新しい命に付いていたもの
を、お送りします。