失われるスピードと再生するスピード
大規模火災で多大な被害を受けた
ノートルダム大聖堂
パリ市民はもとより
世界中が哀しみに包まれた
昔から諸行無常という言葉があるように
絶えず変化し続け,決して永遠のものではないということ
しかし、これだけの歴史的建造物を
再生させようと思うと
数十年の時間と膨大な労力を要する
ノートルダム大聖堂も
長い期間をかけて建造され
その後、数百年維持されてきたものが
一夜にして崩れてしまった
失われるスピードは計り知れないほど早いが
再生するスピードは計り知れないほど遅い
これは建造物やモノ以外でも言えることだ
会社や人においても崩れる時のスピードは速い
一方で再生するスピードは遅い
そこにある当たり前のものが
あたり前でなくなる時
人はその尊さに気付き
様々な考えを巡らす