タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

『実録 脱・貧乏家族』第75話 長男坊と父の根性の別れ? そして・・・

父の古希のお祝いと
次男坊のお食い初めの宴を
楽しんだ脱・貧乏家族一行は
料亭を後にした。



駐車場まで向かうとき
二歳の長男坊は父のことが大好きで
じぃじじぃじと手をつなぎながら
夫々の車の方へと向かっていった。



まだ冬場なので20時くらいには
真っ暗な中、駐車場までの道中も
笑い声は響き渡っていた



そして、父たちが車に乗り込んで
またねと別れる前にそれは起きた


長男坊が父から離れようとはしないのだ


これはどこにでもある光景のように
思えたが、その泣き方が尋常ではなかった



まさに根性の別れともとれる勢いで
長男坊はじぃじと泣き叫び
別れを惜しんでいた

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父もまた会えるよと
涙を誘う別れに
僕らもいい終わり方だと
満足しながら泣き叫ぶ長男坊を車に乗せ
妻の運転で脱・貧乏家族邸へと向かった


別れてからしばらく長男坊は
窓を開け、泣きながらじぃじの名前を呼んでいた


また会えるよと僕らも涙を誘われるほど
愛おしそうになく長男坊に
そこまで愛されている父がある意味
羨ましく幸せにうつった。


そして泣きつかれたのか
僕の腕の中で眠る長男坊と
まだ3ヶ月の次男坊は
脱・貧乏家族邸に着くころには
すっかり夢の中にいた。


僕らはやり遂げた気持ちと
幸せな空気に包まれ
その夜は寝ながら妻と今日の
宴について話をしながら
眠りについた。


そして・・・

また新しい年がスタートした。


年末からお正月、古希の祝い、お食い初め
イベント続きの脱・貧乏家族に
また平穏な日々が訪れたかのようにみえた・・・

To Be Continued・・・


次回の
『実録 脱・貧乏家族』第76話
まさかの予期せぬ事態
どうなる脱・貧乏家族・・・
を、お送ります。


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