タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

『実録 脱・貧乏家族』第82話 父のもとへ・・・

生死を賭けた最後の戦いを
制することが出来なかった父の
命はあと数日になっていた。

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主治医の見解から
あと2、3日だろうと診断を受け
僕は各方面へ連絡を取った


おそらく会いに来た人は
それが生きている父との最後の別れに
なることをわかっていたのだろう


夫々に父に対する思いを秘めながら
別れを惜しんだ。

そして僕らも同じだ


父が大切にしてきた
孫たちもまた父との最後の別れをすべく
父のもとへと集まった


まだ長男坊は2歳
次男坊は生後3ヶ月

次男坊はまだわからないが
長男坊は大の祖父っこだった



妻たちが病院に到着すると
すぐに父の元へ向かった

子供達もマスクを付け
不思議そうに横たわる父のもとへ
かけつけて、父に話しかけた


そのとき父はすでに意識はなく
昏睡状態が続いていたが
奇跡的に目を開けてくれることを信じたが
最後に孫の顔を見ることは敵わなかった


実際に最後に孫を目にしたのは
搬送瀬れてきて、少し意識があった頃
スマートフォンで妻が応援動画を
くれたものを観たときだった

その時父は大きく目を開け
しっかりと長男坊を見つめて涙していた


そんな大好きな孫を目の前に奇跡が
起きてほしいと思っていた僕らとは
裏腹に、長男坊からは全く違う言葉が出てきた


それは、
「じぃじバイバイ」という言葉だった


長男坊には父が手を振っていなのか
天国に旅立とうとする
父の姿が見えたのか
定かではないが、純粋な子供には
伝わる何かがあったのだろう


そうして、妻と孫たちの
父との最後の別れの時は終わった



そして、東京に住む妹も駆けつけ
1人の残す兄弟全員が揃った



こんな状況でも
僕はやることをしなければいけなかった


これからどうしていくのか
これから何をするのか


病院の控室で
脱・貧乏家族の家族会議が始まった


to be continued・・・


次回の
『実録 脱・貧乏家族』第83話
危篤の父
脱・貧乏家族緊急家族会議
を、お送ります。

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