タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

『実録 脱・貧乏家族』第85話 脱・貧乏家族父死す 哀しみの果てに・・・

突然の父の急死をうけ
悲しむ時間もなく
病院側からは父の遺体を
いつまでに引き取ってほしいという
要望があり、僕は段取りに追われていた



ただ父が急死とはいえ
即亡くなったわけではなく
昏睡状態になり危篤になり
死ぬまでに順序を経て天国にいってくれた
おかげで、不謹慎化もしれないが
僕は父が危篤になった時点で
葬儀会社に連絡はしていた

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葬儀会社に父の死を伝えると
すぐに霊柩車の手配をしてくれ
父を迎えにきてくれた


しかし、困ったことが起きた


それは葬儀場が空いてないことだった


当時僕らは互助会に入っていたので
その葬儀場でやるしかなく
場所も限られていた


出来たら父が住んでいた近くで行いたかったが
近くには関連の葬儀場はなく
僕らの住む近くにしかなかった


通常であれば亡くなったのが朝だったので
その夜がお通夜、翌日告別式という流れだが
葬儀場が空いていなかったため、
一日先延ばしになり、土曜日お通夜
日曜日告別式という日程になった



これも父の計らいなのか
僕らにとってみては、少し準備する時間が
出来たため、すこしほっとしていた。


僕は病院の手続きを済ませると
実家に戻り父の遺品の整理と
葬儀が行われる会場へと
打合せに向かった


もちろん葬儀は初めてで
どうしていいのかわからなかったが
互助会に入っていたおかげで
コンシェルジュの方の
助けを借りながら葬儀の準備をした



一通り準備が終わると
貧乏家族本家がお世話になっている
お坊さんに連絡をし、すぐにお経をあげに
来るというので、その時間まで
霊安室で父と二人の時間を過ごした。


不思議な感覚だった


あんなに元気だった父が
今は話すことも笑うことも出来ない



その父の亡骸が目の前にあって
覗き込むとそこには穏やかに眠っている
今でも目を覚ましそうな表情の父がいる



その顔を見ていると
その時、僕の心には
哀しみを通り越して少し安らぎすら感じていた


to be continued・・・


次回の
『実録 脱・貧乏家族』第86話
亡き父の亡霊
見えているものだけが全てじゃない
を、お送ります。



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