タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

『実録 脱・貧乏家族』第90話 葬儀始まる  父との最後の別れ

父との最後の夜を過ごした
脱・貧乏家族

そして、夜が明け、
いよいよ父との最後の別れの時がやってきた

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当日僕は少し父との
最後の夜に飲んだお酒が残りながらも
喪主を務める為
打合せに向かった


葬儀担当者から流れの説明をうけ
その時を待った


その待っている間に
昨日お通夜に訪れてくれた人たちの
人数を聞かされ驚いた
100人以上が来てくれていたのだ


父がやってきたことは
ちゃんとここに生きている証だと
僕は改めて父を誇りに思った


数十年前、夜逃げをし、
借金まみれのどん底生活を味わった頃から
今までに至るまで
正直父を誇りに感じることなど
あまりなかったように思える

しかし、僕らが見ていた部分は
父のごく一部の人生に過ぎず
改めてちゃんと道を作ってきたんだなと
心から思った。


そして、ついに
70年の生涯最後の父の大イベント
告別式が始まった。


お通夜に比べると、参列者は少なかったが
それでもたくさんの人たちが
父の最期のお別れの儀式に参列してくれた


本当にありがたい事だった。


お焼香が済み、お坊さんの説法が済み
最後の挨拶の時を迎えた


やはりお通夜に比べると
これが本当に最後の別れだと思うと
告別式の間、涙が止まらなかった


挨拶に立ち、挨拶文を持つ手も
震え、最初の言葉が出てこないほど
僕の中では哀しみでいっぱいになっていた


それでも来ていただいた人たちへ
感謝の言葉を述べなければならないという
思いで僕は声を振り絞った


あたり前の定型文を読んでいたが
途中から僕はそれを読むのを止めた


これが最後の父との別れだ


自分の言葉で伝えよう


そんな気持ちの赴くまま
僕は父への想いを語った


そして、父との最後の別れの儀式へと向かった


たくさんいただいた献花を
父が眠る棺の中に入れて
思い出の品物を添えて
最後の別れをした


母は泣き崩れ、僕らも涙が止まらなかった


出棺の時


長男坊がぐずぐずになるのを抑え
父の遺影を胸に最後の挨拶を終え
父と一緒にリムジンへ乗り込んだ


その日は奇しくも
父の死を哀しむように
外はしとしとと雨が降っていた....


to be continued・・・


次回の
『実録 脱・貧乏家族』第91話
父がいなくなった脱・貧乏家族
そして・・・
を、お送ります。



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