タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

『実録 脱・貧乏家族』第95話 重度の白内障の母に希望の光

脱・貧乏家族実家の引っ越し先も
決まり、弟を中心に計画を遂行していた



その頃、母にも転機が訪れようとしていた。

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父が亡くなって塞ぎ込む母を
支えていたのが家族だ


弟や妹、僕らも当然だが
突然、長年連れ添った父を亡くした
母の心境は計り知れないものだった


その支えの一つとなったのが
妻の手料理だった


妻は毎週毎週、
父が亡くなってからというもの
自分に出来ることはないかと
1週間分のおかずを作り
懸命に母を支えてくれた


その甲斐あって、今まで色々母なりに
努力はしたのだろうが、
下がらなかった血糖値が
1ヶ月後、主治医も驚くほど下がっていたのだ


これには母もびっくりしていた


この血糖値が下がったことで
父の悲願でもあった母の白内障手術が
現実味を帯びてきたのだ


これを聞いた妻はもとより
脱・貧乏家族にも母が手術が出来る


これで今まで以上に生活がしやすくなると
いう希望が生まれた


母もその現実を前向きに捉え
日々健康管理に意識を向けた



ある日1週間に一度病院には通っていた母から
主治医から手術の打診があったというのだ


あともう少し下がったら
思い切って手術をしましょう


そう聞いた母は
父の悲願でもあった白内障手術が
ようやくできる喜びと
父が生きている間に何でできなかったのかと
いう後悔の念と
様々な思いにかられていたようだ。


しかし、父が亡くなり
父が母のための手術費用を準備していくれていた
ことや、妻からの毎週届けられる食事や
子供達、孫たちから支えられ
長年、全く見えていなかった
光が、今、母に注ぎ込まれようとしていた

to be continued・・・

次回の
『実録 脱・貧乏家族』第96話
脱・貧乏家族実家の引っ越し
そして・・・
を、お送ります。