タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

『実録 脱・貧乏家族』第96話 脱・貧乏家族実家の引っ越し そして・・・

母の重度の白内障
父の死の代償と妻の手料理により
奇跡的に手術の可能性が広がってきた



父が亡くなってどちらかというと
明るくなれなかった脱・貧乏家族に
久しぶりにいいニュースだった

f:id:isso0130:20190507103946j:plain

もう一つ重要なイベントが
脱・貧乏家族実家の引っ越しであった



弟の凄まじい熱量により
軍師Sを動かし、ようやく
理想の新しい住まいをゲットした
脱・貧乏家族実家の
引っ越しの日取りがついに決まった


長年住んでいたアパートだけに
いらないものや父が取っておいた
いらないものが山のように出てきた


目の不自由な母なりに少しは片づけていたが
まだまだ整理するのに時間と労力を要した


僕は弟と日程を決め、
1日がかりで引っ越し準備として
不用品の整理に行った


大型の不用品などは
弟が手早く手配してくれていたので
とにかく自分たちで処分できるものを
僕が手当たり次第に捨てていった


母にとってみればどれも
歴史があり、父のにおいのするものばかりで
捨てれないのは当然だったが
それでは気持ちにも部屋も整理がつかない


その役目は僕と弟が担うしかなかった



両親ともに綺麗好きとは言い難い
性格だった為、部屋のあちらこちらが
カビであふれていた


このカビたちも父の死因でもある
ウイルス性肺炎に一役買っていたかも知れない



そう思いながらひたすら
片づけに没頭した



ようやく片づけが終わったのは夕方近かった


ある程度片づけを終え
引っ越し日を数日後に控えていたので
生活最低限のものだけのこして
ついに引っ越しの日を迎えた


引っ越し当日
僕らは二手に分かれ
引っ越し業者に依頼していたので
荷物の少ないアパートは
1時間のしない間に空っぽになった



そして・・・
長年、脱・貧乏家族実家の
全てをみてきたアパートから
思い出以外のすべてが消えた


to be continued・・・


次回の
『実録 脱・貧乏家族』第97話
脱・貧乏家族実家の新しい生活
父の49日
を、お送ります。