タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

『実録 脱・貧乏家族』第99話 母の一世一代の大手術が始まる

亡くなった父の悲願でもあった
母の白内障手術が現実味を帯びてきた


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糖尿病を患っていた母の
血糖値も順調に下がり
いよいよ手術をいつ行うか
その審判が下されようとしていた


説明を受ける為に
僕も病院に同行することになった


母も気合い十分に手術前の
最後の検査に向かっていった



検査後、母と僕は
主治医のもとに呼ばれ
現状の説明と、今後の手術の方法などの
説明がおこなれた


そこで主治医から衝撃の現状が告げられた


それは母の今の目の状況だ


主治医曰く、母の目は
目の前のこぶしほどの大きさしか
見えていないというのだ


ということは
僕らの顔も孫の顔もあまり見えていない
と言うことになる


思い返してみれば
母はいつもテレビを見る時に
30cmくらいのところに近づいて
見ていた。これだけでも
異常なほどの近さだ


主治医の説明にも納得がいく


僕らからするとよく生活が
出来ていたなというほど
むしろ驚きの方が大きかった


そしてついに主治医から
手術のGOサインが出された


これは主治医からしても
このタイミングを逃したら
もう二度と出来ないと思ったのだろう


数値は完璧な状況ではなかったが
挑戦する価値はある
と判断され、母も僕もその考えに委ねることにした



具体的な手術日が決まり
それまで血糖値と渡された薬を飲むように
言われ病院を後にした


母は自宅に帰ると
父の仏壇に手をあわせ
父に報告をしていた。



そしてその日から1週間後


ついに母の一世一代の
大手術が始まった


to be continued・・・


次回の
『実録 脱・貧乏家族』第100話
成功するのか
母の恐怖の目の手術始まる
を、お送ります。

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