タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

『実録 脱・貧乏家族』第105話 長男坊の入園式 母のサプライズ

父の四十九日、納骨も終わり
春も迎えていた



父が亡くなってからというもの
日常はそのことでいっぱいになり
正直楽しいことなど、考える余裕も
なかったのが事実だ



そんなとき、脱・貧乏家族にも
楽しみなことが訪れた


それは長男坊の幼稚園だ



僕らは夫婦共々集団行動や
学校の行事ごと、親との交流などが
得意な方ではないため
近くの幼稚園に行くことに抵抗があった


妻が色々と調べる中で
1つの幼稚園が候補に挙がった


そこで僕らは見学に行くことにした



それはその幼稚園の系列の幼稚園の運動会に
GUEST参加することだった


実際に通いたい幼稚園はその幼稚園と
少し離れた位置にあったが
雰囲気だけでもわかればと参加してみた

僕ら色々と悩んだ末に
夫婦には好印象にうつったその幼稚園に
入園することを決めていた

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そしてついに入園式当日を迎えた



長男坊にとっては
次男坊を出産するときの
保育園生活があったため
集団行動には少しは免疫があると思っていた



ピカピカの制服に
妻の手作りのバックを片手に
僕らは入園式に向かった


その日は天気もよく絶好の入園式日


たくさんのお友達と入園式が始まった


クラスも決まり
園長先生から各クラスの先生の紹介と
挨拶がありいよいよ長男坊の幼稚園生活が
始まった


入園式が終わり、僕らは昼食を
ファミレスで済ませ、自宅へと戻った


その時だ


脱・貧乏家族邸の前に誰かが座っていた



なんと母だ



実家にいるはずに母が
なぜそこに座っているのかと
驚きの方が先だったが
これは白内障を克服した
母からのサプライズだったようだ


父がいるときは電車に乗ることも
できなかった母が
こうやって一人で来れるように
なったことは僕らにとっても
孫にとっても嬉しいことだった



そうして
脱・貧乏家族邸の庭の
父が植えた記念樹の前で
母と長男坊の記念撮影を行った


to be continued・・・


次回の
『実録 脱・貧乏家族』第106話
最終話
父がこの世を去ってから1年
父と果たせなかった約束
そして・・・
を、お送ります。

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