タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

『実録 脱・貧乏家族』第98話 父の死を乗り越えて 光を取り戻せるのか

脱・貧乏家族を牽引してきた
父の49日が始まった

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父の兄妹はもちろん高齢者がいたり
遠方に居たり、体調崩して
入院したりと、大変な中でも
父の49日ということもあり
身内が集まってくれた


滞りなく49日の儀が終わり
お寺でみんなで食事をすることになった


子供達のおかげもあって
終始笑顔に包まれたいい49日を
おえることが出来て
父も安心して天国へと行ったこと
だとうろ思っていた。


次はまた1周忌まで会うことはないが
また1周忌が来ることは何が
あるかはわからない

人生はそんなものだ。




そんな頃、脱・貧乏家族母にも
大きな転機が訪れようとしていた


それは重度の白内障手術の可能性だ


白内障の母は糖尿病も患っていた為
手術が出来ず、このままいけば
一生この目のままになり
不自由な生活を強いられることになる
ところだったが、父が亡くなったことや
妻の手料理により、奇跡的に
体重が減り、血糖値を下げることが
出来たのは不幸中の幸いともいっていいだろう


そしてその待ちに待った審判の日がやってきた



順調に数値を基準値に持ってきてた母に
主治医から手術の可能性を示唆されたのだ


そこで最終的に見内に説明をして
手術の段取りをしたいとの申し出に
僕らは大いに沸いた


ようやく母に光が取り戻せる日が
やってこようとしていた。


これはきっと母に苦労を多く
かけてきた父の恩返しのようにも思えた


to be continued・・・


次回の
『実録 脱・貧乏家族』第99話
母の一世一代の大手術が始まる
を、お送りします。









『実録 脱・貧乏家族』第97話 脱・貧乏家族実家の新しい生活 父の49日

脱・貧乏家族実家の引っ越しの無事に終わり
母と弟の新しい生活が始まった



新しいアパートは
LDKのとても広い
日当たりのいいとてもいい部屋だった

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さすがは我が弟と心の中で絶賛しながら
引っ越しが終わった翌週に子供たちを連れて
改めて訪ねて行った


部屋のレイアウトはすべて
弟が考え、配置されていた。


母の部屋にはまだ父の遺影と
遺品が飾られているだけで
まだ仏壇さえなかったが
母も引っ越しを終えて
少し安心していたようだった。

引っ越しが済み
もうすぐ父の49日を迎えようとしていた


早いもので父が急死してから
一月以上が経過しようとしていた。


49日は葬儀でもお世話になった
お寺でとり行うことにしていた。


49日当日
父の兄妹たちも高齢者や遠方からという
こともあり、あまり参加はしなかったが
お寺で食事もできるというので
僕らからしたらありがたいことだった


49日当日を迎え、父の法事が始まった


これは父が亡くなる前の話になるが
僕らかするとひぃおばあちゃんの
50回忌を早めにやろうと
父は倒れる前にお寺に打ち合わせに
きていたらしいのだ。


その法事も父が亡くなったことで
日延べになっていたが
奇しくも段取りしていた
自分の49日にとり行うとは
思ってもいなかっただろう。


みんなが揃い父の49日が始まった

to be continued・・・

次回の
『実録 脱・貧乏家族』第98話
父の死を乗り越えて
光を取り戻せるのか
を、お送ります。





『実録 脱・貧乏家族』第96話 脱・貧乏家族実家の引っ越し そして・・・

母の重度の白内障
父の死の代償と妻の手料理により
奇跡的に手術の可能性が広がってきた



父が亡くなってどちらかというと
明るくなれなかった脱・貧乏家族に
久しぶりにいいニュースだった

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もう一つ重要なイベントが
脱・貧乏家族実家の引っ越しであった



弟の凄まじい熱量により
軍師Sを動かし、ようやく
理想の新しい住まいをゲットした
脱・貧乏家族実家の
引っ越しの日取りがついに決まった


長年住んでいたアパートだけに
いらないものや父が取っておいた
いらないものが山のように出てきた


目の不自由な母なりに少しは片づけていたが
まだまだ整理するのに時間と労力を要した


僕は弟と日程を決め、
1日がかりで引っ越し準備として
不用品の整理に行った


大型の不用品などは
弟が手早く手配してくれていたので
とにかく自分たちで処分できるものを
僕が手当たり次第に捨てていった


母にとってみればどれも
歴史があり、父のにおいのするものばかりで
捨てれないのは当然だったが
それでは気持ちにも部屋も整理がつかない


その役目は僕と弟が担うしかなかった



両親ともに綺麗好きとは言い難い
性格だった為、部屋のあちらこちらが
カビであふれていた


このカビたちも父の死因でもある
ウイルス性肺炎に一役買っていたかも知れない



そう思いながらひたすら
片づけに没頭した



ようやく片づけが終わったのは夕方近かった


ある程度片づけを終え
引っ越し日を数日後に控えていたので
生活最低限のものだけのこして
ついに引っ越しの日を迎えた


引っ越し当日
僕らは二手に分かれ
引っ越し業者に依頼していたので
荷物の少ないアパートは
1時間のしない間に空っぽになった



そして・・・
長年、脱・貧乏家族実家の
全てをみてきたアパートから
思い出以外のすべてが消えた


to be continued・・・


次回の
『実録 脱・貧乏家族』第97話
脱・貧乏家族実家の新しい生活
父の49日
を、お送ります。









『実録 脱・貧乏家族』第95話 重度の白内障の母に希望の光

脱・貧乏家族実家の引っ越し先も
決まり、弟を中心に計画を遂行していた



その頃、母にも転機が訪れようとしていた。

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父が亡くなって塞ぎ込む母を
支えていたのが家族だ


弟や妹、僕らも当然だが
突然、長年連れ添った父を亡くした
母の心境は計り知れないものだった


その支えの一つとなったのが
妻の手料理だった


妻は毎週毎週、
父が亡くなってからというもの
自分に出来ることはないかと
1週間分のおかずを作り
懸命に母を支えてくれた


その甲斐あって、今まで色々母なりに
努力はしたのだろうが、
下がらなかった血糖値が
1ヶ月後、主治医も驚くほど下がっていたのだ


これには母もびっくりしていた


この血糖値が下がったことで
父の悲願でもあった母の白内障手術が
現実味を帯びてきたのだ


これを聞いた妻はもとより
脱・貧乏家族にも母が手術が出来る


これで今まで以上に生活がしやすくなると
いう希望が生まれた


母もその現実を前向きに捉え
日々健康管理に意識を向けた



ある日1週間に一度病院には通っていた母から
主治医から手術の打診があったというのだ


あともう少し下がったら
思い切って手術をしましょう


そう聞いた母は
父の悲願でもあった白内障手術が
ようやくできる喜びと
父が生きている間に何でできなかったのかと
いう後悔の念と
様々な思いにかられていたようだ。


しかし、父が亡くなり
父が母のための手術費用を準備していくれていた
ことや、妻からの毎週届けられる食事や
子供達、孫たちから支えられ
長年、全く見えていなかった
光が、今、母に注ぎ込まれようとしていた

to be continued・・・

次回の
『実録 脱・貧乏家族』第96話
脱・貧乏家族実家の引っ越し
そして・・・
を、お送ります。






『実録 脱・貧乏家族』第94話 軍師S再び! 妻が母にもたらした奇跡!

父の死をきっかけに
脱・貧乏家族実家の引っ越し計画が
持ち上がって1週間が過ぎたころ
その計画の陣頭指揮は、
脱・貧乏家族4人兄弟の末っ子の
弟がやっていた。



弟はやりだすととことん見つかるまで
やる人間で、物件探しも凄まじい
熱量で捜しまくっていた

僕らの部屋や家はここ十数年
すべてあの軍師Sの助言によって決められていた

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風水を含め、その人がどの方向に動いたら
今後の人生にプラスになるかを考え
導き出された条件をクリアできる
物件を今まで見つけてきた


もちろん、今住んでいる脱・貧乏家族実家の
アパートもそうだった。


そこで今回も軍師Sに助言をもらうことにした


導き出された条件をもとに
弟はネットで捜しまくっていた。


しかし、中々思うように見つからい為
いらだちを隠せないでいたが
そんなことで妥協する性格ではなかったので
僕を通して夜中になるまで次々と気になる
物件を送ってきた。

しかし、それでも中々見つからなかった


だが弟の熱量は、僕にも匹敵するほど
多く、やりだしたらそこに到達するまで
諦めない、そんな性格だったため
弟はついに、ある行動に出た


なんと軍師Sに直接連絡し
直接教示してもらったのだ


それからしばらくして、なんと
軍師Sが導き出した条件を
全てクリアする物件を
今住んでいるところから、そう離れては
いないところに見つけることだ出来たのだ


これには恐れ入った



軍師Sもさすがは僕の弟と絶賛していた。



これであとは引っ越しの準備をするフェーズに
入るところまでは来た


ちょうどその頃、父の死に打ちひしがれていた
母はと言うと、妻の献身的なおもてなしに
少しずつ元気を取りもしつつあった


母は重度の白内障を患い
おまけに糖尿病を患っていたため
白内障を治すにも手術が出来ない状況だった

父が託した手術費用も母には嬉しい事の
1つであったが、妻が毎週手作りのおかずを
届けてくれることも、また母の喜びでもあった


そんな生活を父が亡くなってから
1ヶ月以上が過ぎたころ
母にある変化起きた


それは母が通う行きつけの病院でのことだ


定期的に診察を受けていた母は
いつも通り診察を受けていると
主治医から驚きの一言が


なんと父が死ぬ前まであれだけ
高かった血糖値がありえない程
下がっていたのだ。


これは父が亡くなった影響もあるが
それにも加え、妻が作ってくれている
手料理があれだけ改善されなかった
母の血糖値を下げたのだ


主治医も確信していた


これはまさに
妻が母にもたらしてくれた奇跡だった


to be continued・・・

次回の
『実録 脱・貧乏家族』第95話
重度の白内障の母に希望の光
を、お送ります。