タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

【実録 続・貧乏家族】第53話 母の体に問題発生 職を失った母

父の突然の大ケガは
貧乏家族実家にとっては
不幸中の幸いで
父と母のこの長い期間
借金問題を含め、失われた時間を
取り戻すいい時間となった。


ケガも完治した父は仕事に復帰し
また通常の生活に戻っていった


当時、母は近くの社員食堂の
厨房でパートとして働いていたが
少し仕事のことで悩んでいるようだった


ミスが多くなり、それが原因で
人間関係もぎくしゃくしていた模様だ


原因はすぐに判明した


視力の低下だ

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父や弟は気付いていたみたいだが
母本人は不安もあったのだろう
誤魔化しながら仕事にはいっていたみたいだ


しかし、その誤魔化しもいつまでもは
続かず、視力の低下で仕事に支障が出てきた


母は大の病院嫌いで、昔から自分の病院は
行かない人だった。
一方で父は用心深い方で
何かがあれば病院に行き
サプリメントや色んな薬を飲むほど
健康には人一倍気を遣う人だった


母にも病院に行くように進めていたが
病院嫌いとお金のことを気にしてか
一向に病院に行かなかった母の目は
大変なことになっていたことは
後になってわかった。



重度の白内障を患っていたのだ


白内障でありながら
自転車を運転して職場まで通い
厨房での仕事をこなし
家事も行っていた

あなたを幸せにする財布

病院の見解からいくと
対象物の中心部しか見えておらず
周りはかなりボンヤリ靄がかかった
ように見えているという。


父も最近、テレビを見る時に
やけに近づいて観ていたのを
心配はしていたようだが
これはかなり深刻な症状らしい。


段差にも気付いていないときもあったという。


そんな状況で仕事場にも迷惑をかけるわけにも
いかず、母はパートを辞めることを決断した


家計的にも決してまだ楽ではなかったが
そこまで深刻な状況になったことを
父も少し深刻に受け止めたのか
理解を示し、母は家事に専念することになった


長い間、父の建築関係の泥臭い仕事も
ヤクザオヤジから与えられたふとんのセールスも
アル中になりながらも育児を放棄することもなく
色んなパートをしながら
借金問題に翻弄されてきた母にとってみては
始めてゆっくりする時間が訪れたのだった




つづく......

次回の
【実録 続・貧乏家族】第54話
貧乏家族訪れた安定期
しかし・・・
を、お送りします

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