タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

【実録 極・貧乏家族】第54話 10代最後 貧乏家族長男再出発

新しいアルバイトにも慣れて
同じ夢追い人たちのおかげで
また自分の夢に向かい始めた
貧乏家族長男は
もうすぐ10代を終わろうとしていた。

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11歳の頃、突然の夜逃げ

12歳の頃、夜逃げ先での
突然の祖母の死と産声を
上げることなく亡くなった弟

ヤクザオヤジによる

夜の仕事のあっせん

家賃滞納で追い出され

大好きだった祖父との別れ

建設会社事務所で仮住まい

イジメによる顔面骨折

建設会社裏のプレハブと小屋に引っ越し

両親の仕事を理由に簡単にサッカーの夢を絶つ

木刀を持った三人組に襲われ
同級生に助けられ

お米も底を尽きたが
タバコを買うお金を優先する父

ヤクザオヤジたちの取り立て

ヤクザオヤジたちによる強制的離婚

父の失踪

長屋アパートでの人並みの暮らし

とんでもない公立高校に入学

母の宗教

数回繰り返された
母のアルコール中毒による搬送事件

音楽との出会い

バンド仲間との出会い

NHKヤングバトル予選通過
テレビ出演

オリジナル曲によるライブ成功

ラブホテル珍アルバイト

父の敗者復活

バンドを夢見て
都会へ

都会の魔物に負け
アルバイト10社退職

最後のアルバイトも
初日に寝坊し絶対絶命だったが
敗者復活に成功

運命的な会社に出会う


簡単に大きな出来事は
こんな感じだった10代


突然の父の会社の倒産により
貧乏家族になってしまったが
そのおかげで様々な経験、
体験をすることが出来た

まさに貧乏は買ってでもしろ
と、昔の人がよく言ったようなことを
買わずに経験させてもらった10代だった。


1つの節目として
僕も20歳、成人を迎える日が来た


その日も、変わらず肉体労働だったが
20歳の誕生日の夜は当時同棲していた
彼女と食事に行こうと話をしていたが
そんな日に限って1つ現場が終わって
事務所に帰ってきて早く帰れると
思っていたが、急遽、人手が必要な
仕事があると言われ、一瞬迷ったが
断ることも出来ず、現場へ向かった


行った先は解体の仕事で
急いでやられば終わる仕事だと思い
残る力を振り絞ってやった。


ちょうど終わりかけた頃だった


解体された廃材を運び出している時に
出ていた釘に築かず、その釘が
作業着を突き抜けて、胸からヘソ辺りまで
一気に刺さったのだ


あまりの痛さに廃材を下して
作業服を脱いで見てみたら
胸からお腹辺りまで少し深く
傷が入り、血が出ていた。


幸いにも、縫うような傷では
なかったので事なきを得たが
まさかのケガに焦ったが
無事作業は終了した。


会社には迷惑をかけたくなかったので
そのことは言わなかった。


貧乏家族長男にとって
まさかの20歳の誕生日に
深い傷を負ってしまうという
忘れられない日となった


その傷がどういう意味をもって
いたかはわからないが
これから起こりうる
更なる貧乏と挫折の数々を
まだ僕は知る由もなかった


次章へつづく

【実録 続・貧乏家族 】として
お送りしたいと思います。



次回の
【実録 続・貧乏家族】第1話
都会で初の引っ越し
まさかのバンドメンバー現る
を、お送りします。


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