タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

【実録 続・貧乏家族】第11話 平成三顧の礼 貧乏家族長男の解答は?

失恋を忘れるべく
酒に溺れ、逃避行していた
貧乏家族長男を救ったのは
仲間と仕事だった。

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自分の時間の余白を埋めるべく
仕事に没頭していた僕に
会社社長よりある提案があった。



今、社長がやっている仕事の一部
作業スタッフの段取りをする
重要な仕事だ。



当時、スタッフの中でも
僕は若い方で、仕事の出来る先輩たちも
大勢いたが、僕もそれなりに努力し
自分で言うのもなんだが
いつの間にか、一番出来るようになっていた。


おそらく、経験日数は経ってはいないが
今いるスタッフに比べると
1日にやった仕事量は群を抜いていたと思う。



そんな時間を過ごして
ある程度、認められるようになってきた矢先の
この提案に少し気持ちは揺らいだが
採取のオファーはNOだった。

その理由は、幼稚だが夢があったからだ。

今考えるとその当時の僕は
バンドで一旗揚げるんだという思いで
出てきて、このまま社会の波にのみかまれるのが
恐かったのかもしれない。


しかし、社長は諦めなかった


1回目のオファーを断ってから1ヶ月も経たない間に
たまたま現場で遅くなって事務所に戻ったとき
社長はまだ待っていてくれた

その時は肉体労働の疲れで、不機嫌な態度をとったの
かもしれないが、社長はあたたい言葉をかけてくれた

そのあと、笑い話も交えながら、
また2度目のオファーがきた。


その時、正直、心が夢よりも今その瞬間の場面の
方が勝っていたので、思わずOKを出しそうに
なっていたが、自分の中で整理がつかず
2度目の回答もNOだった
1度目よりは気持ちが揺らいだ解答になった。


社長もゆっくり考えてほしいと
気持ちよくいってくれたので
その場は和やかに済んだ。


それから色々と考えたが
LDKのシステムキッチン付の部屋は
確かに立派だったが、
二人で住んでいたので、なんとかなるだろうと
家賃もそれなりに高かった。
駐車場までいれるとかなりの金額だ


しばらくは違約金なども発生するので
住まないといけないという事情もあり
車の車検など、生活費を圧迫しかけていた。


そんな問題が出始めたときに
また社長からの3度目のオファーがあった


それはすごく天気のしい日だった


早めに仕事が終わって
事務所に戻り、いつものように
次の日の予定を組んでいる社長のもとへ行くと
いつものように悩んでいる社長がいた。

そこへ、僕がここをこうしてああしてと
言うと、すかさずこの時を待っていたかの
ように、オファーがきた。


その時は、生活費のことしか
頭になかった僕には魅力的な金額だったし
これくらいやれるだろうという
今となってはこのことが社会人としての
苦労の始まりだとは知らず
OKを出した。


まさに平成三顧の礼だった。


しかし、これから待ち受ける
本当の仕事の恐ろしさを
この時の僕は知る由もなかった



つづく.......


次回の
【実録 続・貧乏家族】第12話
昨日の味方は今日の敵
を、お送りします。



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