【実録 続・貧乏家族】第17話 アルバイトから正社員へ
貧乏家族母からの
思わぬ借金連絡に一抹の不安を
憶えながらも、バンド活動を休止して
仕事に専念していた貧乏家族長男に
またしても会社から提案があった。
仕事の役割として段取り役を
やっていた僕は、まだ会社との
雇用関係はアルバイトのままだった。
おまけに都会に出てきて
生活に困窮していた為、
給料も日払いでもらっていた。
この会社に勤めているフリーターは
おおよそが日払いをしている人が
多かったため、不思議に思わずに
生活をしていた。
もちろん保険は国民健康保険だ。
そこで会社から正社員にならないかと
突然提案があった。
正直バンド活動の為に出てきて
まだ中途半端な状態だったため
三顧の礼のときと同じように
今は無理ですと答えた。
しかし、こればかりは三顧の礼とまでは
ならず、色んな人からなった方がいい
嫌になったら極端な話辞めてもいいのだからと
半ば強引に説得をされ、
取りあえず正社員の道を選択した。
バンド活動を辞めるという意思も
全くなかったが、何か違和感を
感じたのは事実だ。
そこで一つ問題になったのが
給料の日払いだった。
正社員になると月給で給料を受取
社会保険等が引かれ振り込まれる
そんなことも知らなかった
未熟な僕は、正社員になるのは承諾したものの
日払いで貰わないと生活が出来ないと
正直に答えた。
当時経理をしていた女性と
社長は兄妹だったため
話し合いが行われ
取りあえず月払いにして
お金が必要な時に仮払いをして
数ヶ月に渡り調整して
がんばって月払いにするという提案だった
それなら、何とかなると思い
頑張って2ヶ月で月払いにした。
ようやく社会の波に慣れかけた頃
また事件は起きた
なんと愛車の軽自動車が壊れたのだ
通勤も含め、3LDKの広い部屋よりも
落ち着く大事な車が故障し
動かなくなってしまったのだ。
しかし車は必要だった為、
当時会社が付き合いのある
中古車屋さんに口利きをしてもらい
ローンを組んで新しい軽自動車を購入した
また一つ生きていく上で
経費が増えた。
壊れた軽自動車は元々
父が都会に出ていく前に
購入してくれた中古車だったので
購入時の経費はかからず
維持費だけの出費だったが
今回は初めてローンというものを組んだ
日払いから月払い
アルバイトから正社員
都会に出てきたときには
考えられないような
ポジションに身を置いていることが
不思議でならなかった
貧乏家族長男であった
つづく......
次回の
【実録 続・貧乏家族】第18話
飲んで、飲んで、飲んで、また飲んで
を、お送りします。
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