タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

【実録 続・貧乏家族】第62話 社内分裂、崩壊寸前の会社 生き残りを賭けた戦い

社内の粉飾収支報告により
会社始まって2度目の大きな危機を
迎えていた貧乏家族長男の勤める会社は
崩壊寸前まできていた

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粉飾を行った彼は、この事態を
どう受け止めていたかというと
完全に開き直り状態だった



これは後から社長から聞いた話だが
粉飾報告を彼に問い詰めたところ
これくらいの赤字は我慢してください
と、開き直りか何なのか
これくらいの大きなチャレンジを
しているのだから、もう少し待ったら
結果が出るような根拠のないことまで
言い出したから始末におけない

担当していた社員は
もう限界寸前
それなのにもう少し待てば結果が出る
という彼の根拠が知りたかったので
内情を探ってみた


そこで明らかになったのは
完全に収支計画も含め、
全く合っていなかったのだ


これではあと少し待つどころか
数年経っても結果は出ることは
なかっただろう。


もっと始末におえないのは
その彼とこのプロジェクトを
進めていたのが当時社長の長男
いわゆる時期社長となる人だったことだ


この粉飾報告にも携わっていたのも
明確だったが、そこには理由があったらしいが
僕からすると、理由などどうでもよかった


少し客観的な見方をすると
社長がこの危機をどう乗り切るかの方が
僕には興味があった


まさに会社の生き残りを賭けた戦いが始まった


社長は資金繰りに追われ
負の部分を早々にも切り、
この不測の事態を回避すべく
駆けずり回っていた


なんとか資金の目途も経ち
その後の再建プランもたったころ
この事態を招いた彼や次期社長への
ヒヤリングが始まった


そこで彼が出した決断は
責任を取るという形ではなく
疲れたので会社を辞めたいと
いう結論だった。

彼曰く、自分は会社の為にやったこと
だと、美談ともとれる見解を示していたという。


結果彼は、一時的に長期休暇という名目で
しばらく休みを取ったが
それからしばらくして会社を去っていった


次期社長も本人なりに
疲弊しきっていたようで
長期休暇を申し出たという


そのプロジェクトに翻弄された
他の社員はというと
緊張の糸が切れたように
次々と会社を辞めていった。


一旦事業は守りの方向へと舵をきり
安定する方向へと向かっていった


最悪の事態を待逃れたが
後味の悪い出来事だった



つづく.......


次回の
【実録 続・貧乏家族】第63話
新体制発動!新社長誕生
を、お送りします。


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