タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

【実録 極・貧乏家族】第9話 またイジメ 木刀を持った3人組に 襲われた ?!

プレハブと小屋と離れたバス、トイレ
生活も慣れてきた。

寒い時期が過ぎ、もう春が訪れていた。

中学3年生の春のこと、
一番末っ子の保育園も最後の年を迎えていた。

相変わらず、毎日中学校の帰りに
通学用の自転車の後ろに
今で言う子供用の自転車用補助イスなど
つける余裕もなく、
またつけれたとしても思春期真っ只中の
僕には付けるという選択肢はなかった。

よって保育園児の弟は
後ろに乗せ、腰のあたりをしがみつかせ
いつも帰っていた。


隙間だらけのプレハブを住居として
しばらくしたころ、心配していたことが
起きた。


それは友達が遊びに行きたいと言い出したのだ。

これはプレハブを始めて目の前にしたころ
いつか来るのではないかと、
一番不安に思っていたことだった。


最初はうまく誤魔化したりして
来ないように仕向けていたが、限界だったため
僕の仲のいい友達だけよんだ。

最初みんなには社長宅が目に入るので
わぁー大きいねーと言っていたが
それもつかの間、案内されたのは
裏の空き地にあるプレハブと小屋だった。


一瞬言葉を失くしていたが
もうここまできたら、開き直るしかなかった。

でもみんな優しかった。すぐに慣れて
裏の空き地で遊んだり
隙間だらけのプレハブで遊んだり
兄弟とも遊んでくれた。

いい友達だなと思ったのを覚えている。


僕には1つ下の弟がいる

その弟は、幼少時から少し個性がある
一般的に集団生活が出来ない
小学校もその当時は特別教室というのが
設けられそこで勉強していた。

そういう個性を持った人を、
人格がねじ曲がったやからは放っては
おかない。いわゆるイジメだ。

弟は相手にしないタイプなので
何をされても無視していたようだ。

そんなある日、その弟をイジメている
1つ下の人格のねじ曲がったやつらが
隙間だらけのプレハブと小屋のまわりを
うろついていた。

その時は何も言ってこなかったが
そいつらもすぐ近くに住んでいて
どうやら貧乏家族のうわさを聞きつけて
偵察に来た模様だ。

それから数日したある日の夕方

僕がいつものように、保育園に末っ子を
迎えにいって、いつも帰る道を帰っていると
人格のねじ曲がった3人組がいた。

その道路はあまり車は通らない
瓦を扱う倉庫の近くで
どうもそのやからの自宅は
その通りにあったらしい。

嫌な予感はしたが、
ここは無視をして通りすがるのが
懸命だと思い、知らん顔して通りすがろうと
したところ、3人組は手に木刀を持ち
僕らの前に立ちふさがった。

保育園児の弟も少し怖がっていた様子だった。

僕はすぐ弟に大丈夫だよと声をかけ
その3人組に何のようか聞いた。

どうやら、その3人組は、僕らが
プレハブと小屋に住んでることを
バカにしたいらしく、
「おい貧乏」
「おまえの家なんだあれ」
「あれ家じゃないだろ」
と貧乏なことを言ってののしってきた。

挙句の果てには
「貧乏、貧乏、貧乏🎶」
と歌い始めたのだ。

僕も負けじと、
「貧乏で何が悪い」
「なんかお前らに迷惑かけたか」
と言い返した。

こんなやつらと貧乏の話をしても
仕方ないので
横をすり抜けようと、強行突破を
試みたが、再び、木刀を持った3人組に
阻まれ、横の瓦を積んであるところに
引き込まれた。

木刀を持った3人組
     VS
保育園児と貧乏家族長男

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周りには人もいない
通りからは見えにくいロケーション


絶体絶命のピンチ!



つづく.....


次回は
【実録 極・貧乏家族】第10話
木刀持った3人組vs貧乏家族長男と保育園児
をお送りします。


【この時の自分へ言葉をかけるとしたら】

〇なぜ人は人のことを鑑賞するんだろう

〇空手でも習っておけばよかった

〇やはり、誹謗中傷は人を傷つける
 また、人を変えてしまうね



貧乏の定義とは何ですか?
経済的な余裕がないこと?
もっと学ぶべきことは他にある
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