タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

【実録 極・貧乏家族】第16話 ヤクザオヤジによる借金離婚成立!高校入学におきた経済的奇跡!

貧乏家族を襲った
ヤクザオヤジによる
借金離婚問題


あっけなく借金離婚が成立


父とはそれから2年


僕ら貧乏家族の子供達の前に
表れることはなかった


隙間だらけのプレハブと小屋と
父とも別れ新しい生活が始まった



新しいアパートは
6畳と3畳の二間の
風呂トイレ別の小さなアパートだった。



いや、古びた長屋と言った方が適切かもしれない

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母、兄弟4人
合計5人で全てをまかなうには
かなりの狭さだった。


長男の特権で、3畳の部屋は
専用で使うようになった。
しかし3畳というのはテレビをおいて
布団を敷いたら、ほとんどスペースはない


もう一つ問題が、6畳の部屋から
お風呂や洗濯機があるところへは
必ず3畳の貧乏家族長男の部屋を
通ってからしかいけなかったのだ。


思春期であるし、完全なプライベートな
部屋が欲しかったが、そんな贅沢は言えず
とりあえず、カーテンで即席の目隠しをし
生活を始めた。



なので、実際は一部は通路になったので
実際は3畳もなかった。



もちろん、ベットなどはなく、
万年布団を敷いた状態で
生活をしていた。


そんな中で、公立高校受験に成功した
貧乏家族に更なるピンチが訪れた


それは
貧乏家族長男の公立高校入学金と学費
末っ子の小学校入学のダブルパンチだ


母のパートと母子手当だけが
生活を支える収入になっていたが
さすがに入学のダブルパンチは効く


高校で必要な制服、カバン、実習用具など
揃えるだけでも、かなりのお金が必要になる


おまけに末っ子の小学校入学で
ランドセルや制服、備品など
これまたお金がかかる


母も頭を痛めていたが、
なんとかお金をかき集めて
入学式に間に合うようにした。

これはかなり感謝だったし
その時にも、強く貧乏を恨んだ。


そんな母だが、僕が高校に入るタイミングで
ある会社がやっていた返金不要の
奨学金制度に申し込んでいたのだ。


奨学金と聞くと、成績が優秀であったり
ある一定の審査や調査があるとは
聞いていたので、僕が受かるとも
思ってはいなかったが、
母も月々の学費を考えると
ワラにもすがる思いと
生きなければいけない
という気持ちで申し込んだの
だろうと思った。


結果的には、想像通り
その奨学金の選考からは落ちた。


当然の結果だったが、
少し淡い期待をしていた
母も僕も内心落胆していた。


そう思っていた矢先
入学前、思いもよらぬ吉報が入った。


その奨学金枠で内定していた1人が
突然辞退し、補欠だった貧乏家族長男が
繰り上げで受けれるようになったのだ。



これはまさに奇跡だった。



母も大喜びで、僕も内心ホッとした。


それから奨学金制度を受けるための
面談があり、学費を気にすることなく
めでたく公立高校に行けることになった。


ずっといいことがなかった
貧乏家族に飛び込んだ久しぶりの
いいニュースだった



つづく.....


次回の
【実録 極・貧乏家族】第17話
校舎内をバイクが走るとんでもない公立高校
貧乏家族末っ子の哀しい智恵
を、お送りします。



【この時の自分へ言葉をかけるとしたら】

〇お金はあって困るものではない
 なかったらかなり困るものだ

〇悪いことが続いているとそれに慣れ
 その中に良い事があると、何故か慣れない
 こういうのを貧乏性というのか

〇まさに奨学金もダメだと決めつけて
 願書出してなければ繰り上げされる
 ことはなかった。
 人事を尽くすことの大切さを学んだ



慣れてしまえば、超えられない
学ばないことに慣れてしまえば
ああなりたい、こうなりたいと
思うだけで終わってしまう。

全ての壁やボーダーは自分自身が
作り出している。
まずは「学び」の手段を決め
自分の目標に向かって進む

資料請求は無料です。
検討するのも無料です
決めるのも無料です。
すべては自分次第
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