タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

【実録 続・貧乏家族】第15話 夜の世界デビュー 貧乏家族長男、金魚のフンになる

超人的社長を目の前に
何とか慣れない仕事と
社会の壁と日々戦っていた
貧乏家族長男も、ストレスの限界を感じていた

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毎日、先輩たちや仕事での問題に
直面した僕は、完全にメンタルがやられていた



そんな中でも社会的常識のない僕は
幾度となく失敗をした。

今考えてみれば、色んな人に
迷惑をかけたと思った。


当時、会社では現金を扱うことが多かったが
いつもその現金は社長か経理の責任者が
持ち帰ったり、金庫にしまっていた。

僕にとっては、見たこともない
触れたこともない金額だ。


よく現金を夕方になると締めて
また翌日、改めて確認するという
経理の流れがあり、
夕方締めた後の現金をたまに
僕が預かることがあった。

そこでよくこんなことが起きた

締めたあとに預かっていた現金の中から
社長が○○円を持っていたりしていたので
お金が合わないと言われることが
しばしばあった。

なぜかその都度、疑いの目を向けられたりもした


ある日、そんな僕を見かねてか
社長が食事に誘ってくれた

社長と飲みにいくのは初めてだったが
正直、社交的なことに全く縁のなかった
僕は、スーツなども持たず
ましてやそんな常識もなかったため
ジーンズとTシャツという何とも
失礼な格好で行ってしまった。


社長は勿論、お高そうなスーツを身にまとい
最初に連れて行ってもらったのは
お寿司屋さんだった。


当時は回るお寿司もない時代だったので
お寿司と言えば高級なイメージだったため
完全にジーパンとTシャツは場違いな
雰囲気が漂っていた。

緊張していて、何を食べたかは覚えていないが
美味しさに感動したのはなんとなく覚えている。


その後、クラブ、俗に言う飲み屋に連れて行って
もらった。初めての夜の世界に驚いた

ここはお寿司屋さん以上に場違いのように感じ
どうしていいものなのか
初めての世界に翻弄されていた。


しかし、クラブのお姉さま方は優しく
色んな話題を振ってくれて
楽しくその場を過ごすことが出来
初めての夜の世界へ足を踏み入れることが
できた。いい社会経験の1つになった。


それからこんな社会的常識が欠落している
僕をたまに誘ってくれるようになった。

それでもジーパン、Tシャツは変わらず
今となれば、本当に恥ずかしいことだ。


その頃、社内でも社長と飲みにったり
していることが噂で広まり
あまりよく思われてないのが伝わるほど
みんなの態度が変わっていった。


噂で

社長のかばん持ち
これはまだよくある言い方だが


金魚のフン

と、まで言われていたことには
正直嫌悪感を抱いたが


その時の僕には
金魚のフンほどのレベルでしか
なかったのは事実だが
貧乏を見返してやりたいと思った
小学生時代を思い起こさせる感情が
自分の中に芽生えたのもこの時だった


つづく......


次回の
【実録 続・貧乏家族】第16話
バブル崩壊の波が
貧乏家族長男を襲う
を、お送りします。


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