タレメtoツリメnoアイダ   mikiwame’s diary

『いま』をデザインする ほどよい田舎暮らしのタレ目とツリ目から見える間の世界を届けています。

『実録 脱・貧乏家族』第80話 父の生死を賭けた最後の戦い

急性ウイルス性肺炎により
生命の危機にさらされていた父は
病魔と最後の戦いを繰り広げていた

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肺の硬直が徐々に侵攻していた父は
強い薬を投与され
若干ではあるが少し意識がある瞬間があった


主治医は極めて危険な状態だということを
僕らに伝えた為、僕の中では
半ばもうダメだろうと思っていた



救急搬送された直後、父がお世話になっている
大手ゼネコンの担当の方から
連絡があり、そのままになっていたので
近況を伝えようと連絡を取った。


僕の中では父が大変お世話になった方々なので
きっと父もその方々たちも
会いたいだろうなと思い
面会が出来ないか病院側に確認した


家族以外の面会は
基本禁じられていた状況だったが
事情を説明し、少しの時間ならと
許可がおりた。

そのことを伝えると
父を気にかけてくれた方々が
数名お見舞いに訪れてくれた


僕は1人は面識が会ったが
その他の方々は初めて会う人たちだった



父がいる集中治療室に案内すると
一生懸命父に話しかけてくれて
その声に気付いたのか
父が目を開けた


父は驚いた様子で少し涙を浮かべながら
その方々の励ましの言葉に
耳を傾けていたように見えた


また元気になってほしいと
何度何度も父に話しかけてくれて
手を握り、父を想っていただいた
その光景に、父が信頼されてきたことを
感じずにはいられなかった。


お見舞いに来ていただいた方から
父にはすごくお世話になったということを
お伺いして、知らない父の一面を
垣間見ることが出来た。


その方々がお見舞いに来てから
安心したのか父はすぐに眠りについた。


そして、次の日を迎え、
主治医から
生死を賭けた父の最後の戦いの結果が
言い渡された

to be continued・・・

次回の
『実録 脱・貧乏家族』第81話
父が与えてくれたもの
を、お送ります。

mikiwame.hatenadiary.jp

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